カチンコ昨年の八月納涼歌舞伎の第二部で上演されたおなじみの弥次喜多の舞台がシネマ歌舞伎として登場、昨年見れなかったので今日観劇してきました。十返舎一九が江戸時代に人気だった東海道旅行とりわけお伊勢参りの旅を、面白おかしく描いた珍道中記です。市川染五郎、市川猿之助、中村獅童などの人気若手歌舞伎役者が繰り広げる、奇想天外な理屈抜きで楽しめる喜劇舞台でした。

脚本と演出を手掛けた市川猿之助が描く新しい弥次喜多は、お伊勢参りの話なのにラスベガスまで出てくる、ギャグとパロディ満載の舞台でした。母の病気回復を願いお伊勢参りに向かう真面目な少年2人と、適当に生きてるダメおやじの弥次さんと喜多さんが伊勢に向かう旅の途中で出会い4人で珍道中をする話です。弥次喜多の2人は闇金屋に追われたどさくさに偶然大家から手に入れた大金を元手に伊勢に向かいます。

始めは少年2人のお伊勢参りのいきさつが紹介され、次に歌舞伎座の黒子のバイトをしていた弥次喜多の2人の劇中劇として“吉野山”がハチャメチャなコントとして出てきます。この始めの掴みの笑いが最高でした。一度幕が閉められると今度は瓦版の文春が出て来て、時事ネタからアテルイのパロディなどが次々飛び出してラップ調で登場人物の紹介がされます。彼は後にも度々出てきて繋ぎの役をします。